あすかと畦道

どうせ分かってくれないんだろ　　話を聞いてすらくれないじゃないか　　最近どうしたんだい　　言葉にすることさえ止めてしまうのか

雨が降るんだ見えない滴が止むことを知らないらしい　　誰にも気付いてもらえなかった

そう。君だって君だってさ。　　気付いてくれると思ってた　　分かってほしいと望んでたんだ

誰もいない世界に行って１人になってぽつんと立って　　後ろを振り返りながら１人で歩いてきた世界　　誰もいないはずなのにここにきたことを後悔してるみたいだ

雨が降るんだ見えない滴が止むことを知らないらしい　　誰にも気付いてもらえないと思ってた

だけど、孤独は分かると言った　　気付かないわけないだろ　　まだ手離してないじゃないか　　分かってほしいという望みを

「望むことを止めてしまおう」　　こうは思わなかったのかい　　止めてしまえば楽だと知ってた　　だけど怖くてそんなこと出来なかったよ

誰もいない世界にきて１人になって孤独と出会った　　お前が動かしてるのか月も太陽もない世界　　しいたげられてきたんじゃない他人(ひと)のせいにして逃げてたみたいだ　　自ら歩いてきた道を今なら好きになれる気がする　　ここに来たからお前に会えた　お前に会って僕は少しは変われたのかな

雨が降るんだ見えない滴が止むことを覚えたらしい　　誰かが気付いてくれると知った　　雲の切れ間から光が差した

誰もいない世界に行った１人きりでひたすら歩いた　　歩いた分だけ見つけたんだお前が動かしてる世界　　今から君に会いに行くよ　やっぱり僕のこと分かってほしいから　　もう下なんか向かないで君の目を見て話をするんだ

それから聞いてくれないか？　　僕が出会った心友とそいつが動かす世界の話　　上手く伝わるといいんだけど＊

ちなみに　”ｌｏｎｅｓｏｍｅ”　は　＊人が(特定の仲間を求めて)(感傷的になり)寂しい　　　＊(人を)寂しく感じさせる　　　＊(場所が)人里離れた　　　　　　って意味があります。